英文法も楽しんで🎵①
中学校で個別支援を希望する子は、2年生からスタートすることが多い気がします。
1年生の間は、友達の目もあるし、自分で頑張ってみようと思ったけど、やっぱり無理だぁーという訳で、支援教室にやって来るようです。
すると、数学だけでなく、英語もちんぷんかんぷんな子が、たくさんいます。
アルファベットが書けない子には、もちろんアルファベットの練習から始めますが、そこは大丈夫、という子には、何から始めましょうか?単語ですか?文法ですか?
英単語を書けるようにひたすら練習させる、というのは、私は絶対やりません。そんなの、楽しくないですから。
英語だって、楽しく勉強したいですよね!
そこで自作した教材が、下の写真の紙人形です。「英文法人形」といいます。
昔、雑誌の付録にあった、着せかえ人形をイメージして作りました。
体のほうは厚紙3枚を重ねて作っています。首をスポッと差し込めるようになっています。
では早速、この人形を使った授業を再現してみたいと思います。
私:I と you と he 、3つの頭を、下の体に組み合わせてみて。体に首を差し込んでね。
子:I am 、You are 、He is…これは覚えてる。
私:正解⭕️
私:「私は~です」って、自己紹介する時とかに使うことが多いね。
ちょっと練習してみようか。
子:I am 〇〇. You are □□. He is ☆☆.
私:あと、気持ちを伝える時も、I amって使うんだよ。
気持ちを言う単語のカード、意味が分かるのある?
(ここからしばらく、気持ちを表現する練習)
私:あなたと彼の気持ちは、私には分からないから、「幸せなの?」って聞いてみたいんだけど。「あなたは幸せですか?」って、どう言ったら良いかな?
(覚えていない場合は) Are you …って聞いたことある?
(人形をクルッとひっくり返して)
逆立ちさせると疑問文になるんだよ。
be動詞の文は、主語と動詞をひっくり返すだけで疑問文が作れるので、習得しやすい箇所ですよね。
そこで、人形をひっくり返すという、インパクトのある映像で、視覚に訴えて、思い出しやすくしようと思いました。実際、勉強してから時間が経つと忘れてしまう子もいるのですが、この人形を見せると、「ああ~、逆立ちだ~」と思い出せるようです。
初めに人形で文法の形を教えたら、次はプリントやワークで反復練習。be動詞の疑問文なら完璧✨、という自信を付けてあげたいです。
be動詞の疑問文が作れるようになると、現在進行形、過去(was,were)などにもチャレンジ出来るようになります。
チャレンジして正解して⭕️をもらう。
勉強って楽しかったんだ、と思える機会を、あらゆる子に…🤗